沈まぬ太陽に見る大阪の路面電車

さてさて、研究室にいるのはいいものの、某PON氏が忘れたころに返してくれた『沈まぬ太陽(3)御巣鷹山篇』にどっぷりはまってしまい、研究室のM1から病気扱いされている今日この頃です。

さてさて、この本は飛行機事故の話なので、鉄道の話など出てこないはずなのですが…

出てくるんですよ。というより、見つけてしまったんですよ…

読んだ人は知っているだろうし、読んでない人にはネタばれになるので詳しくは書かないですが、大阪御遺族係になった恩地が、阿倍野にある遺族を訪ねていくところで…

 恩地は、大阪の阿倍野駅から1輌だけの路面電車に乗っていた。
 阿倍野にある遺族の家を訪れるためであった。『大阪ご遺族相談室』の遺族係となって1ヶ月ほどのうちに、関西の私鉄には詳しくなったが、こんな小さな路面電車に乗ったのは、はじめてだった。…

これは天王寺や恵比寿町など大阪のミナミと堺市を結ぶ路面電車『阪堺上町線』だったりするわけでして。ちなみに、「阿倍野駅」とあるが、阿倍野を名乗るのは近鉄南大阪線の『大阪阿倍野橋』だけで、JRは『天王寺駅』で、当の阪堺は『天王寺駅前』だったりするわけですが、おいておきましょう…

この阪堺電気軌道は文字通り路面電車なのですが、『LRTのはしり』といわれたりいわれなかったりします。併用軌道が比較的多かったり、中央分離帯の内側を車を気にせず走ったりできるので。ちょっと前までは存続の危機だったようですが、政令指定都市になった堺市の東西を結ぶLRT構想と相互乗り入れする予定など、市内の交通手段としてこれからもがんばってゆくらしい。

さてさて、本当はここから南海天王寺支線の話でもしようかとおもったのですが、長くなり過ぎそうなのでまたの機会に。

2件のコメント

非常に複雑な記事ですね。汗。
自分もこの本、就職活動中に読みました。
二度とこのような事故が起きてはなりません。
大阪に路面電車があるの?
知らなかったー。

なかなか重い本だよね。1・2巻は借りて読んで、3~5巻はハードカバーのやつをよみがえるで購入したよ。
本当に、二度とこのようなことが起こらない様にしてゆかないとね!期待してしてるよ!!

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