周遊きっぷ

明日の夜、東京を発車する寝台特急サンライズ瀬戸で四国へ向かおうとしているものの、雨が心配なnaka-staです。
去年の秋にもサンライズを使おうとした際も台風で運休になって行程を組み直したので…
さて、今回はきっぷのお話。
移動がメインになる際には、周遊きっぷのお世話になっていました。
2012年4月にゾーンの縮小がなされて使いにくくなってしまったが、せっかくなのでご紹介。
(カバー写真は前回の周遊きっぷの旅でつかったやくも号)

そもそも、なぜ周遊きっぷなのか?よくあるフリーきっぷの類や乗車券の割引は以下のような理由で、個人的には使いにくい…
  • 会社間にまたがる設定が少ない
JR東日本管内だといろいろあるが、西へむかうとあまりない…
  • 往復ルートが固定されている
新幹線や特急で目的地へゆく設定がほとんどなので、ちょっとローカル線を経由するといった使い方ができない…
  • 往復の乗車券は別に用意して、対象エリアが乗降自由のフリーきっぷを組み合わせる
対象エリアで頻繁に乗り降りしない限り、元は取れない…
  • 往復乗車券のは経路が同一である必要がある
601km以上だと2割引になるが、同一ルートを往復せねばならない…
  • 青春18きっぷだと日程的な制約がきつい
限られた時間で活用しようとすると、ルートが限られてしまう…
そこで周遊きっぷを選ぶのだが、この切符の特典は以下の通り。
  • 行き券と帰り券がそれぞれ2割引(学割だと3割引)
学割以外で乗車券の割引手段があまりないので、この効果は大きい!と思っている。
ただし、東海道新幹線を組み込むと条件によっては割引率が下がるので注意が必要。
  • 行き券と帰り券の経路は一筆書きであれば自由☆
一番のポイントはここだと思う!行きと帰りで違うルートが選べ、しかも自由度が高い☆
  • ゾーン券内は乗降自由で特急自由席を利用可能
普通列車が少ない区間でも特急列車にも乗れる☆
大きなルールは下記の通り
  • 行き券・ゾーン券・帰り券の3枚で構成される
  • 行き券の起点駅と帰り券の終点の駅は同一
  • ゾーン券の出入口駅は指定されている
  • 行き券と帰り券の営業キロが201km以上となること
ただ、この切符、JR各社はそんなに力をいれておらず、縮小傾向。また、公式ホームページにはほとんど出ておらず、時刻表で見るのが一番わかりやすいかと。(解説サイトは使ったことがないので知らない…)
naka-staの使用例としては以下の通り。
  • 2005年2月の寝台特急さくら乗車と伊勢帰省
【行き】ひたち野うしく→常磐線・東北本線・東海道本線・山陽本線・鹿児島本線→鳥栖
【ゾーン】長崎・佐賀ゾーン
【帰り】鳥栖→鹿児島本線・山陽本線・大阪環状線・関西本線・桜井線・関西本線・伊勢鉄道・関西本線・中央本線(辰野回り)・武蔵野線・常磐線→ひたち野うしく
ちなみに、この時の帰り券はマルス(駅窓口ににある機械)では発券できずに、人生2回目の手書き切符発行となりました。
【行き】東京都区内→東海道本線・山陽本線・伯備線→根雨
【ゾーン】山陰ゾーン
【帰り】出雲市→山陰本線・山陽本線・小野田線・宇部線・山陽本線・岩徳線・山陽本線・山陽新幹線・東海道新幹線→東京都区内
ちなみに、このときはサンライズ出雲予定だったが、台風で運休…翌朝の新幹線で追いかけたという…
前までは2000円程度のゾーン券が結構あったので、乗り通すような行程でも往復2割引が効いてお得になったりしてました。
今回は幹線を往復するし、ちょうど良いゾーンもなくなってしまったので採用は見送りました…
ゾーン数が減って、大きなゾーンがメインになってしまいましたが、機会があれば使って見てください☆

【2013/07/22追記】
残念ながら、周遊きっぷは2013年3月31日をもって廃止となりました。